野菜と旅する(東近江市)

農薬・化学肥料不使用 野菜と旅する

松本 真実さん

私はもともと理系人間で・・・数学と物理が得意でした。

大学院卒業後、バイオ関連の分析機器を開発する研究所で働いていたんです。あるきっかけから滋賀県北部に伝わる嫁入りナスの話を知りました。嫁入り道具の一つとして、その土地で作られる在来種のナスの種を嫁ぎ先に持って行くのだそうです。その土地で代々大事に引き継がれてきた種が、そうやって人と一緒に新たな地に渡る。そしてそこでまた新たに多様な野菜が生まれてくる。それまでは、野菜を食べ物としてしか見てこなかったのですが、人の営みに密接に関わる文化そのものだと思ったのです。調べていくと、名前が残っていないそういった在来種は各地にたくさんあるんですよ。「野菜と旅する」っていう名前は、そういった在来種に想いを寄せた菜園にしたいということで命名しました。
2013年研究所を辞めて、まずは自給自足の生活をしてみました。するとなかなか思うように作れない。それで翌年、三重県伊賀市で就農して栽培技術を学び、2016年この東近江で土地を紹介いただいたのがきっかけで、独立営農を始めました。この場所は、もともとここは完全に耕作放棄地になっていたのですが、それを少しずつ整備して・・・って結構大変で時間がかかりましたが、今ようやく1.5町の大きさになりました。
農業は私に合ってると思います。自分で決めながら、おおらかに生きていけるところがいいです。他の農家さんもいい人ばかりで、会話はいつも楽しいです。農業って幸せですよ!

イメージ

2016年独立営農された年に太地さんと結婚されました。太地さんは近くの工場で勤務されていましたが、2018年春からは工場勤務を辞めて農業一本に絞られました。そして二人で支えあいながらの生活も、この9月からはお子様が生まれ、三人の生活に。
インタビュー最後に、「これからどうしたいですか?」ってお聞きすると、真実さんが「う~ん」と考えて困っているのを太地さんが見て、「まずは、きちんと経営的な足場を固めて、そのあとは在来種を育てたり、彼女の好きなことをしてもらいたいです。」って。真実さんに「いいね~」って冷やかすと、真実さんが、「のほほんとできるのは、旦那のおかげなんです。」ということで、笑顔で締めくくってくれました。

農場名 野菜と旅する 野菜と旅する
所在地 滋賀県東近江市妹町
ホームページ
SNS facebookはこちら