「食品の安全性に不安・・・野菜の場合は使われる農薬がなんとなく不安で・・・」という方も多いと思います。実際、「農薬」「野菜の皮」で検索をすると、野菜の皮には美容や健康に良い栄養素が多く含まれていること、しかし皮には残留農薬の危険性があること、そして栄養素をできるだけ残しながら農薬をできるだけ洗い流す方法？がいくつも紹介されています。農薬は正しい使い方をすれば安全なはずです。しかしそれは運用次第であるが故、判断しにくい問題でもあります。大手上場企業でさえコンプライアンス違反をするこのご時世に、全ての農家さんが農薬の正しい運用をしてるはずと一方的に責任を押し付けて良いのだろうかと思います。

私たちの取り扱うお野菜は関西の農業王国滋賀県で、環境負荷の少ない農業で長年やってこられた農家さんのお野菜です。安心して食べられるおいしい野菜なんです。 野菜ジュースを作る時も栄養豊富な皮の部分を余すとこなく使っていただけます。また今話題のベジブロスにも最適です（ベジブロスとは、野菜の皮やヘタ、根元付近のちょっと固くていつもは捨てている野菜「くず」を煮込んで作る、料理のおいしさを引き立てる「だし」のことを言います）。うま味と一緒に、ビタミンをはじめ、抗酸化作用、抗炎症作用、アンチエイジング効果がある物質をしっかりと身体に摂りこむことができるのです。

またごく一般的な農薬の注意書きには、つまみ菜や間引きで食することが禁止事項として記載されています。間引きの時期が農薬の効能期間内であると危険だからです。私たちの野菜ではそんな心配は要りません。つまみ菜や間引き大根、間引きニンジンといった旬の時期にしか食べられない柔らかくてみずみずしいお野菜も、生でしっかり食べていただけます。大根葉、ニンジン葉も食べられますので、スティック状に切り込んで葉の先端の柔らかい部分を添えながらカクテルグラスに・・・なんてちょっと決めたいホームパーティや仲間とワイワイおしゃピクにもぴったりです。

種苗会社では毎年数多くの種を開発しています。その開発手法はユーザーニーズがどこにあるかを徹底的に調査して、ユーザー別で求められる種を開発します。一般消費者向け、食品加工業者向け、そしてレストラン向けといった３つに分けられ、それぞれに開発時の重点ポイントがあります。

一般消費者向けは色や形の均一性を大事にし、保管や輸送の際に型崩れしにくいことを重視します。例えばブロッコリーは輸送途上で傷ついて蕾が欠けてしまわないように、蕾が小さく肉質がやや硬めの品種にします。ほうれん草は農家さんが袋詰めの時に茎が折れやすいので折れにくい品種に改良することが重要なのです。皆さんも野菜コーナーでは、少しでも見栄えの良いものをカゴに入れますよね。だからこういったことが最優先になるのです。
また、食品加工業者向けではカットされて使われるため、収量が多いということが重視されます。そして、レストラン向けでは、その野菜そのものがひとつのプレートで主役になることもあるため、味や色がユニーク、そして何よりおいしいことを優先します。

私たちの農家さんが作るお野菜は滋賀、京都、大阪の数多くのレストランで使われています。つまり、レストラン向けにおいしさが優先される品種のものを栽培しています。食べ比べていただくとよくわかりますよ。
また、野菜ボックスを引き取りに来ていただければ、協賛レストランのお食事券をお渡しします。この野菜を選んで使われるシェフの方々は 野菜本来の味が引き立つように料理を構成されています。是非プロの味も確かめてください。必ずご満足いただけると確信しています。

私たちの農家さんは環境負荷の少ない農業を行っています。農薬や化学肥料にできるだけ頼らない農業を行うということは、作物が病気になってないか、害虫に侵されていないか、そうならないよう農場が良い環境になっているかを日々見守っていく必要があります。作業自体とても大変なものになるのですが、それを苦にされません。野菜たちにそそぐ愛情の深さが全然違うのです。
私たちはそのことをできるだけ知っていただきたいので、Facebookで農場の近況を常にお伝えします。また、定期的なイベントや直接野菜ボックスを農場に引き取りに行っていただき、農場の様子を見て、農家さんと直接話もしてみてください。会話をしていただければわかります。おいしさが違うわけを直接目で見て知っていただきたいと思っています。