杉山 順樹さん

今から20年ほど前。子供の誕生がきっかけで「食」に関心を持ちました。親になってはじめて、子供に何を食べさせるのかを意識するようになったのです。
それからは、食や環境に関する本を読んだり、講演会に参加したり、有機栽培農家を訪ねたりして、自分なりに多くのことを学びました。そして、本当に安心できる食べ物は、結局自分で作るしかないと思い至りました。
30歳でサラリーマンを卒業。2003年より、ここ滋賀県水口町にて、農薬や化学肥料にたよらない方法で自然や土・野菜たちと向き合っています。
ファミリーファーマー（かかりつけのお百姓さん）という名称は、英語のファミリードクター（かかりつけのお医者さん）をヒントに、私たちが目指す生産者と消費者のつながりをイメージした言葉です。「食べる人の顔」を思い浮かべて作った野菜を、「作った人の顔」を思い浮かべて食べる。そんな素敵なお付き合いができたらと考えています。販売以上にお客さんとのコミュニケーションを大切に考えているため、自宅販売でも、移動販売でも、「対面販売」が基本。ここで生まれる人と人との信頼関係こそが、お客さんの本当の安心につながるものと思っています。
私たちが目指す農業は、大量生産、大量消費、大規模化、大型機械化、単一品目栽培、野菜工場…などとは対極にあります。これから先、5年先、10年先も、ずっと変わることなく、誇り高い小さな農家として、お客さんの信頼に応えていきたいと思っています。

農場名	ファミリーファーマー
所在地	滋賀県甲賀市水口町
ホームページ
SNS	ブログはこちら