ひら自然菜園(大津市)
農薬・化学肥料不使用
東日本大震災のボランティア活動をきっかけに、自分のルーツである地元、湖西で農園を開業。
できるだけ自然に寄り添う形で農業を続けたいとの思いでオーガニック農業にこだわる。
はじめまして。私は滋賀県の湖西・蓬莱山のふもと、JR湖西線の蓬莱駅近くで、オーガニック農業を営んでいます。典型的な中山間地に点在する圃場で、約3haという規模の有機栽培を行っています。さらに、就労継続支援B型「蓬莱の家」の仲間たちと貸し農園を運営し、菜園インストラクターとしても活動しています。毎月第一日曜日には、その貸し農園で「HOURAIマルシェ」を開催し、地域の方々や学生たちと共に、地元に根ざした取り組みを続けています。
私は大学で建設土木を学び、将来は開発途上国のインフラづくりに携わることを夢見て、国際的な建設コンサル会社に就職しました。しかし、学生時代の2011年に参加した東日本大震災のボランティア活動をきっかけに、自分の価値観が少しずつ変わり始めました。
幼い頃から自然が大好きで、びわ湖で泳ぎ、近くの山に登り、森で遊んで育ちました。びわ湖の浜辺でごみを拾ったこと、地域の人々と行事に参加し、多くのことを教わったこと――その記憶が自分にとって大切でかけがえのないものだと気づいたのです。そこで、自分のルーツである地元を守り、地域の人たちとつながりながら、より良い町を一緒に作っていきたいと思うようになりました。
27歳で会社を辞め、3年間東近江の農園で修行し、30歳で地元に戻って独立しました。実家は農家ではなかったため、最初は圃場の確保や農機具の準備など苦労の連続でしたが、今では生産者としての実績を認めていただき、地域とのつながりも深まり、充実した日々を過ごしています。
「できるだけ自然に寄り添う形で農業を続けたい。」
それが私がオーガニックにこだわる理由です。
農業を通じて多くの人が自然に近づくことで、自分が育った豊かな環境を次の世代へ残していけると信じています。そして農業は、異業種の方々とも交流できる楽しさがある世界。これからも人と自然をつなぐ架け橋のような存在でありたいと思っています。
彼の目指すところは、農業を核として地域の活性化に取り組んでいくことだと思いました。これから彼がどんな形に作っていくのかとても楽しみです。
農場名 |
ひら自然菜園
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所在地 | 大津市八屋戸 |
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